隆起珊瑚礁の島である沖永良部島は、琉球石灰岩に覆われています。石灰岩は水が浸透しやすいため、河川がほとんど形成されずに地下へと流れ込んでしまいます。そのため、水道が整備されるまでは、川や湧水、暗川(クラゴー・地下を流れる川)が大変貴重な水源だったのです。島の人々は川(主に湧水)のことを「ホー」と呼び、それらを中心に集落を形成してきました。「ホー」は飲料用水、生活用水、水田かんがい、防火用水などとして利用されるとともに、地域住民のコミュニケーションの場としての役割も大いに担っていました。

青空の下、石造りのアーチ状の橋と、その下に水たまり、周囲には石の階段とコンクリートの構造物、その奥には民家の建物が建ち並ぶ集落の風景を捉えた写真

おすすめホー(川)スポット

ジッキョヌホー

「瀬利覚の川」という意味で、瀬利覚字のシンボル的存在。環境省「平成の名水百選」に選定されています。夏になると水浴びをして遊ぶ子どもたちで賑わい、毎年7月には「ジッキョヌホーまつり」が盛大に行われています。

住所:知名町瀬利覚1436

石積みのアーチ状の橋が架かり、その手前を古いコンクリートの短い橋がまたぎ、手前左下には「ジッキョヌホー」と刻まれた石碑が立つ、石垣に囲まれた水辺の風景写真
夜の屋外ステージで、黄色い衣装にハイビスカスのレイを身につけた少女たちと、紺色の衣装の大人たちが、華やかな照明の下でフラダンスを踊っている写真

あまたふれあい公園

島に3つある2級河川のうちの一つ、余多川の下流にあるこの親水公園には、かつてこの辺りに田んぼが広がっていたことを伝える一面の水田と水車が整備されています。ヤギや馬、ウサギなどとふれあえる島唯一の“動物園”としても人気です。

住所:知名町余多1181-3

青空の下、広場の一部に、茶色い屋根のあづまやが建っており、手前には水田と、ヤシの木のような木が数本生えた土手があり、その奥にはコンクリートの細い水路と、緑の草地が広がる広場の写真
木でできた柵の中に白い子ヤギが赤いコンテナとオレンジ色のコンテナの周りや木枠の下に座って休んでおり、上空にはカラフルな旗が多数吊るされ、右には木製の小屋と奥に東屋が見える屋外写真
水路の脇に木製の水車とコンクリートの構造物があり、水車は一部が水に浸かり、周囲は木製の柵で囲まれている写真

ショウヌ川(ホー)公園

洞窟から湧き出る冷たい水が満ちる公園は、地元住民の憩いの場になっています。ベニトンボ、オオシマトカゲ、セキショウモなど、この川で確認されている生き物の解説看板も設置されていて、生き物観察も楽しめます。

住所:知名町上平川3012

緑豊かな屋外の公園施設内で、木造の東屋が立つ左側に池と、奥に細長いコンクリート製の水路が流れている写真
深い緑の木々に囲まれた自然豊かな公園で、石垣で縁取られた半円形の水辺と、水辺の生き物を紹介する看板が立っている写真

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