知名町は、東洋製罐グループホールディングス株式会社と、フレキシブル太陽光発電設備の稼働実証試験をはじめとする地方創生及び脱炭素化等の取組を推進するため、本日、協定を締結しました。
本実証試験では、沖永良部島の気候・環境条件のもとでフレキシブル太陽光発電設備を実際に稼働させ、発電性能や設置・運用上の特性等を検証します。
知名町では、島内の限られた土地条件等から、野立てによる従来型の太陽光発電パネルの設置には一定の制約があります。また、本町公共施設の中には、屋上の屋根が平らではなく、従来型の太陽光発電パネルを設置することが難しい施設もあります。
そこで、従来型の太陽光発電設備では設置が困難な屋根形状を有する本町公共施設を実証フィールドとして提供し、フレキシブル太陽光発電設備を設置・稼働させることで、こうした施設への再生可能エネルギー設備の導入可能性を検証します。
本協定を通じて、両者が有する知見や技術を活用し、沖永良部島における再生可能エネルギーの導入促進、脱炭素化の推進及び地域課題の解決につながる取組を進め、持続可能な地域社会の実現を目指してまいります。
つきましては、以下のとおり実証試験を実施いたします。
実証試験名称: フレキシブル太陽光発電設備の稼働実証試験
実施主体: 知名町・東洋製罐グループホールディングス株式会社
実施場所: 知名町テレワークオフィス(鹿児島県大島郡知名町知名2168−1)
実施期間: 協定締結日から2年間(2026年10月15日から2028年10月14日まで)
<フレキシブル太陽光パネルの概要>
・製品名: MiraNeo® Flexible Solar
・主なスペック(1枚あたり): サイズ: 幅0.7m×長さ3m、公称最大出力: 250Wp、重量: 約3.2kg(1.5kg/平方メートル相当) ※従来パネル比で大幅な軽量化を実現
・特 長: 超軽量かつ柔軟なシート状のため、耐荷重の制限や屋根形状により設置が困難だった場所にも設置が可能です。また、衝撃を受けても割れにくく、台風による強風や飛来物に対してもに対しても高い耐久性を誇ります。
取組背景・課題
離島地域においては、エネルギーの安定的な確保やエネルギーコストへの対応、脱炭素化の推進など、持続可能な地域づくりに向けた課題があります。
一方、再生可能エネルギーの導入にあたっては、島内の土地利用や施設の構造、屋根形状など、地域特有の条件を踏まえた導入方法を検討する必要があります。
特に本町では、野立てによる従来型の太陽光発電パネルを設置するための用地確保が容易ではなく、また、公共施設についても屋上の屋根が平らではないなど、従来型の太陽光発電設備の設置が難しい施設があります。
こうした中、軽量かつ柔軟性を有するフレキシブル太陽光発電設備について、実際の公共施設に設置し、沖永良部島の気候・環境条件のもとで稼働状況等を検証することで、従来型の太陽光発電設備では設置が困難であった施設への導入可能性を探ります。
東洋製罐グループホールディングスが開発したフレキシブル太陽光パネルについて
本実証試験において採用する「MiraNeo® Flexible Solar」は、東洋製罐グループホールディングス株式会社が創業以来100年以上にわたり培ってきた包装容器の技術を応用した次世代型のフレキシブル太陽光パネルです。同パネルには、同社が展開する電子デバイス向け機能性材料ブランド「MiraNeo®」の超水分バリアフィルムが採用されています。水分に極めて弱い太陽電池セルを、ガラスに匹敵する水分バリア性を備えた軽量かつ柔軟性の高いフィルムで保護し、従来のガラス製パネルの課題であった「重さ」や「割れ」の克服と、高いバリア性能を両立しました。