沖永良部島の海の楽しみ方は海水浴やダイビングだけではありません。周辺海域に多く生息し産卵期になると砂浜に上陸する姿も見られるウミガメや、“冬の使者”とも呼ばれるザトウクジラをはじめ、海に潜らなくても、陸上や浅瀬から海の生き物たちを観察することができますよ。

濃い藍色の海面から黒く巨大なザトウクジラが体半分を垂直に突き出し、周囲に水しぶきを上げながら豪快にジャンプしている瞬間を捉えた写真

ウミガメ

沖永良部島の周辺海域にはアオウミガメ、アカウミガメ、タイマイの3種のウミガメが生息していて、田皆岬などの陸上からでも一年中、アオウミガメやアカウミガメが遊泳する姿を見ることができます。時にはサメやエイ、アオブダイなどの大型魚の回遊を観察することもできます。

また4~10月には、ウミガメが産卵場所を求めて島の砂浜に上陸して来ます。夜の満潮時、浜辺でウミガメを見つけたら、ライト点灯やカメラのフラッシュの使用は避け、カメに気づかれない離れた場所でできるだけ静かに見守りましょう。

青い海面を泳ぐウミガメが水面から頭を少しだけ出し、カメラに向かって顔を上げている様子を捉えた写真
夕暮れの砂浜で、ウミガメが産卵を終えて埋めた砂山の上に伏せている姿を捉えており、甲羅から続く砂の跡が海に向かって一本の線となって伸びている様子を写した写真

ザトウクジラ

ザトウクジラは冬になると、沖縄などの暖かい海で繁殖・子育てをするためアラスカ海域から泳いで来ると言われていて、沖永良部島周辺では例年12月下旬~4月上旬までその姿を見ることができます。陸から見つけるには波の穏やかな海上を20~30分は我慢して見渡すこと。ゆっくり移動しているダイビング船はクジラを追いかけている場合もあるため、船の進む先も注意して観察してみましょう。運が良ければ、クジラのブロー(潮吹き)やフルークアップ(潜るときに尾びれ上げる)、ブリーチング(ジャンプ)が見られるかもしれませんよ。

荒波の立つ濃い青色の海面から、大きな黒いザトウクジラが胴体全体を力強く水面上に突き上げて跳ね上がり、水しぶきを上げている様子を真横から捉えた写真
波打つ青い海原の遠くに、黒いザトウクジラが水面からわずかに頭を出した状態で、潮吹き孔から白い水煙を勢いよく吹き上げている様子を捉えた写真

浜辺や浅瀬の生き物たち

潮が引いたサンゴ礁(イノー)は生き物たちの楽園です。尖った岩やサンゴ、ウニなどを踏まないよう気を付けて観察しましょう。

青い空と海を背景に、青々とし苔と岩礁が露出した干潟が広がるビーチの風景写真

オカヤドカリ

亜熱帯に分布するヤドカリの仲間で、国の天然記念物に指定。基本的には夜行性で、昼間は岩の下や草陰などに隠れています。

白い小石やサンゴの欠片が敷き詰められた砂利浜の中央に、緑と茶色の縞模様のイボのような殻を持つオカヤドカリをとらえた写真

カニ

ハマガニやイワガニ、ワタリガニなど、さまざまな種類のカニが生息しています。小指の先ほどの大きさの赤ちゃんガニも。

茶色がかったスナガニが、砂浜の表面に佇んでいる写真

ヒトデ

写真のアオヒトデは奄美地方でよく見られる種類で、白っぽい個体もいるようです。

浅瀬の茶色い岩場に、鮮やかな青色をしたヒトデが水を湛えた表面に横たわっている様子を上から捉えた写真

ナマコ

波打ち際や浅瀬に多く生息しているクロナマコかシカクナマコ。よく似たニセクロナマコは毒を持つとも言われるため注意を。

潮が引いた浅瀬の岩場に、黒くて細長いナマコが3匹、茶色がかった大きな岩を挟むように砂利混じりの海底で体を伸ばしている様子を捉えた写真

シャコガイ

シャコガイの仲間には大きなオオシャコガイから小さなヒメシャコガイまでさまざま。

茶色がかった岩の間に、深い緑色と黒の波状の模様を持つシャコガイのクローズアップの写真

ウニ

ウニの仲間のガンガゼはトゲが長くて鋭く、毒を持つ種類もあるため刺さると危険です。

岩礁に囲まれた浅い潮だまりの中央に、灰色の水面から長く細いトゲが放射状に広がるウニの一部が確認できるクローズアップ写真

カエルウオ

浅瀬の岩の穴からヒョコッと顔をのぞかせる姿が愛らしい魚。すぐに逃げてしまうのでゆっくりと近づきましょう。

茶色と白の不規則な模様を持つ小さな魚が、ゴツゴツとした岩礁の隙間から顔だけを覗かせ、周囲の風景に溶け込んでいるクローズアップ写真

サンゴ

水深1~3メートルの浅瀬にもミドリイシなどのサンゴが生息しています。シュノーケルで観察してみましょう。

透明度の高い青い海中で、テーブルサンゴや枝サンゴが緑や茶色、青など様々な色と形で密集しており、その間を数匹の魚が泳ぐ豊かなサンゴ礁の写真

服を着たまま海中観察しよう!

船底がガラスになったボートなら、泳げない人や小さな子どもでも安全に海中観察が楽しめます。色とりどりのサンゴや熱帯魚が泳ぐ海の世界をのぞいてみよう。

アースライブ

  • 料金:1~3名は1組10,000円/4~12名は1名あたり大人3,000円、小学生1,000円(0~5歳は無料)
    ※3日前までに要予約
  • 所要:1時間~1時間30分
  • 住所:知名町徳時1396-1(乗船場所は異なります)
  • 電話番号:080-1768-2100
水面に浮かぶ観光船の明るい水色の船縁に、5人の乗客が身を乗り出し、海中が見える船底を覗き込んで指をさしている写真

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