update:2019年3月23日
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沖永良部島の海の楽しみ方は海水浴やダイビングだけではありません。周辺海域に多く生息し産卵期になると砂浜に上陸する姿も見られるウミガメや、“冬の使者”とも呼ばれるザトウクジラをはじめ、海に潜らなくても、陸上や浅瀬から海の生き物たちを観察することができますよ。
沖永良部島の周辺海域にはアオウミガメ、アカウミガメ、タイマイの3種のウミガメが生息していて、田皆岬などの陸上からでも一年中、アオウミガメやアカウミガメが遊泳する姿を見ることができます。時にはサメやエイ、アオブダイなどの大型魚の回遊を観察することもできます。
また4~10月には、ウミガメが産卵場所を求めて島の砂浜に上陸して来ます。夜の満潮時、浜辺でウミガメを見つけたら、ライト点灯やカメラのフラッシュの使用は避け、カメに気づかれない離れた場所でできるだけ静かに見守りましょう。
ザトウクジラは冬になると、沖縄などの暖かい海で繁殖・子育てをするためアラスカ海域から泳いで来ると言われていて、沖永良部島周辺では例年12月下旬~4月上旬までその姿を見ることができます。陸から見つけるには波の穏やかな海上を20~30分は我慢して見渡すこと。ゆっくり移動しているダイビング船はクジラを追いかけている場合もあるため、船の進む先も注意して観察してみましょう。運が良ければ、クジラのブロー(潮吹き)やフルークアップ(潜るときに尾びれ上げる)、ブリーチング(ジャンプ)が見られるかもしれませんよ。
潮が引いたサンゴ礁(イノー)は生き物たちの楽園です。尖った岩やサンゴ、ウニなどを踏まないよう気を付けて観察しましょう。
亜熱帯に分布するヤドカリの仲間で、国の天然記念物に指定。基本的には夜行性で、昼間は岩の下や草陰などに隠れています。
ハマガニやイワガニ、ワタリガニなど、さまざまな種類のカニが生息しています。小指の先ほどの大きさの赤ちゃんガニも。
写真のアオヒトデは奄美地方でよく見られる種類で、白っぽい個体もいるようです。
波打ち際や浅瀬に多く生息しているクロナマコかシカクナマコ。よく似たニセクロナマコは毒を持つとも言われるため注意を。
シャコガイの仲間には大きなオオシャコガイから小さなヒメシャコガイまでさまざま。
ウニの仲間のガンガゼはトゲが長くて鋭く、毒を持つ種類もあるため刺さると危険です。
浅瀬の岩の穴からヒョコッと顔をのぞかせる姿が愛らしい魚。すぐに逃げてしまうのでゆっくりと近づきましょう。
水深1~3mの浅瀬にもミドリイシなどのサンゴが生息しています。シュノーケルで観察してみましょう。
船底がガラスになったボートなら、泳げない人や小さな子どもでも安全に海中観察が楽しめます。色とりどりのサンゴや熱帯魚が泳ぐ海の世界をのぞいてみよう。
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