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更新日:2024年3月12日
大津勘ビーチロックは砂浜に出来た非常にあたらしい石灰質砂岩で厚さ10センチメートル~60センチメートルの層が何層かに重なって出来ており、その規模は、長さ約200メートル最大幅40メートルで地表に現れている。地下水に溶けている石灰が暖かい太陽熱を吸収することによっておこるセメント作用により、砂やサンゴの破片などを固めて出来たと言われている。
アダンはタコノキ科の熱帯植物で暖かい地方の海岸や砂浜などによく自生しており、潮風に強いアダンは、暴風・防潮・砂防樹として利用されていた。沖泊のアダンは面積も広く貴重なものとなっている。
有孔虫化石は学名オパキュリナ・パーチクッシュマンに属するものであることが明らかにされており、形は偏平円板状で最大直径1センチメートル以上もあるものが無数にあり、大型でかつ密集して産するという点で古生物学・地質学に関する学術研究上、貴重な価値がある。
大山自衛隊基地の東側、町有林の谷間にあり、ヘゴ科のシダ植物は大島本島や徳之島、沖縄には多く自生していますが、深山の少ない沖永良部では数少なく貴重な植物です。
通称ヤグニャバンタと呼ばれ、海面から40メートル~50メートルの断崖絶壁は雄大である。周辺一帯は幾千もの歳月・風雨によってできた奇岩や息を呑む断崖、りりしい断層などがあり、遊歩道も整備されている。サンゴ石灰岩が変形して出来たトラーバーチンは以前建築の内装用として産出されていた。地質鉱物学や岩質の生成、風化の変化を知る資料として貴重な場所である。
鍾乳洞の一部に穴があき、地下水を汲み取ることのできる場所を暗川と呼んでいる。深さ約30メートルから水を汲む仕事は女性や子供の仕事で、大変な重労働であった。住吉暗川は地質学的に貴重であるとともに、水に関する過去の住民の苦難の生活史を物語る場所としても重要である。
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