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更新日:2024年5月22日

さとうきび

黒穂病の発生について

知名町において、難防除病害の黒穂病の発生が確認されています。

黒穂病はさとうきびの減収に直結する重大な病害であり、早期の対応が必要です。

黒穂病の特徴

  • さとうきびの先端から胞子が付いた黒い穂(鞭状物)が出る病害で、正常株より茎が細く節間が長くなります。
  • 胞子が風や雨で飛散し、周囲のさとうきびに伝染します。
  • 5~6月、10月~11月に多く発生します。
  • 株出しほ場に多く発生し、株出し回数が多くなるにつれ発病が増加します。
  • 発病した株は枯死するので、減収に直結します。

 

黒穂病の穂(鞭状物)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

黒穂病の特徴(鞭状物)

メイチュウによる芯枯れ

メイチュウの芯枯れと間違えやすいので注意!

黒穂病の防除・予防方法について

  • 発病した株(鞘葉部)にビニール袋等を被せ、胞子が飛散しないようにしっかり結び、根から株ごと抜き取って焼却処分する。
  • 発病株の多いほ場は、当期収穫後に更新(植え替え)をする。
  • 発病株が確認されたほ場や隣接したほ場からは採苗しない。
  • 抵抗性品種「8号」「30号」に植え替える。

 

黒穂病防除

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

発病株防除の様子

さとうきびの栽培管理について

株出し管理は3月実施がポイント

株出し管理は1月~2月の寒い時期より3月が適期、4月にずれ込むと低収の原因となります。

株出し管理の時期と収量・品質グラフ

プラソイラによる心土破砕

プラソイラによる心土破砕

基肥を施しロータリー耕で土壌混和

きびロータリによるうね間中耕

きびロータリによるうね間中耕

この部分に基肥施用土と混和します。

春植えは早植えが増収のポイント

春植えの植付け時期と株間の関係

基肥同時施用が増収の鍵

基肥同時施用が増収の鍵

必ず基肥を施します。基肥同時施用で分けつが多くなります。

基肥はBB539を3袋/10aです。

春植、株出はBB400を4~5袋/10a使うと追肥の必要がありません。

雑草防除は先手必勝

株出し管理(施肥・中耕)が終わったら速やかに除草剤(雑草の発生がない場合:カーメックスD水和剤、すでに雑草の発生が見られる場合:センコル水和剤)を散布します。

雑草が大きくなってからでは効果が極端に落ちます。雑草5cm以内が原則です。

新夏植えほ場の雑草も目立ちます。早めに除草対策を(アージラン液剤)。

春植えほ場は、植付け直後、雑草発生前にカーメックスD水和剤を散布します。

中耕の繰り返しで除草剤無しの除草管理も可能です。

雑草の短い内に、きびローターで中耕することで、株元の雑草まで土がかぶさるので、雑草防除が可能です。

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お問い合わせ

知名町農林課

891-9295 鹿児島県大島郡知名町大字知名1100番地

電話番号:0997-84-3164

ファックス:0997-93-5176

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