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更新日:2019年1月13日
近年、高齢者の人口比は増加しながらも、核家族化が進み、三世代・四世代世帯は殆ど見られなくなった。また、家庭における父母と子どもの対話の時間が少なく、温かい人間関係を基調とした「連帯感」や「思いやりの心」更には「心配り」といったものが失われがちである。
そこで、学校教育では、豊かな体験活動を通した道徳教育の充実を図り、精神文化的な「心の教育」の推進に力を入れたい。
生涯学習の基礎を培うという観点から、学校教育では子どもたちが自ら課題を見つけ、自ら考え、主体的に判断して問題を解決していく資質や能力「自己教育力」の育成が重要である。知識量や技能だけを問題にするのではなく、生涯を通して、いつでも・どこでも・何でも、自ら「学び続ける意欲」を育てることが大事である。
そのために、学校教育では「学び続ける意欲」の源となる基礎的・基本的な内容の定着を図り、「確かな学力」を身につけさせたい。
飽食の時代といわれる昨今、栄養過多と運動不足、特に厳しい鍛錬を忌避する風潮の中で、児童生徒の体力の低下や運動機能の鈍化、更には骨折、近視、糖尿病等さえ見られる奇現象が起きている。
このような状況から、学校教育では教科体育の充実を図るとともに、運動部活動への参加を奨励し、「体がたくましく・強い子」を育てたい。
島で生まれ、島で育った子どもたちの多くは、やがて島を巣立っていく。彼らは自分が身に付けた能力・技能を発揮して、日本国内で、あるいは国際舞台で活躍することになろう。したがって、完全学校週5日制の趣旨を踏まえ、地域で子どもを育てる環境や親と子の体験活動を充実させる体制づくりが重要である。
学校教育では、総合的な学習の時間等の充実を図り、「郷土を知り、郷土を愛し、郷土のために尽くす」心の熱い子を育てたい。
強い意思力は人の学習行動の原動力であり、人生目標に向かって自己実現を図る実践力の源である。また、人間が未知なことに出会ったり、疑問を持ったりした時に、自分の持っている知識や技能を駆使して主体的に学習し、問題を解決していくためには「粘り強い意思力」の支えが必要である。
したがって、学校教育では「最後まで粘り強く頑張る」意思の強い子を育てたい。
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